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料理に適しているのか適正(想像)検査



俺の名前はロニ・デュナミス。
残念なことだが、「アイテム係」に「料理マスター」。
……これって普通は女の称号じゃないのか…?
だが、さらに残念なのは…

「か…風邪引いた…。」
「ロニ、大丈夫?」
カイルが心配してロニを見ている。流石カイルだといえた。
「お前は今日は休んでいろ。」
「んだとジューダス!!」
隣にいたジューダスも優しい(?)言葉をかけていたが、ロニには逆効果のようだ。
「それにしても…ロニ(アイテム係)がいないと戦闘もきついんじゃない?」
リアラ達が色々と『違うこと』について考えていた。
「そ…そういや誰が料理を作るんだよ…?」
「……」
全員に緊張が走った。


(注) ここから先はロニの勝手な想像です(全員サンドイッチを作ります)


A,ジューダスの場合

「今日はサンドイッチで良いか…。」
食材を見ていたジューダスが言葉を零した。
「えー、マーボーカレー!!」
「五月蝿い!僕だって (マリアン特製) プリンが食べたい!!」
厨房でカイルとジューダスの言い争いが終ったと思ったら、縄で縛られ猿轡をされた
カイルが厨房から叩き出された。
(1時間後)
サンドイッチを作り終えたジューダスのところに全員のブーイングが入った。
「仕方がないだろう。」
「何が!」
しかしジューダスの皿の上にあったサンドイッチは均等に切られていた。
「シャル (剣) がどうしてもサンドイッチなんか切りたくないって言うから。」
「へぇ、まぁ良いや。いただきまーす」
サンドイッチを一口食べたカイルの第一声は、
「あ、甘ッ!?」
「それは僕のこだわりだ。」
「どう言うこと?」
どうやらジューダスは自分の世界に陶酔してしまったようで、カイルの質問には必要
以上に答えていた。
「どうしてもサンドイッチに合わない材料があってな、それをどうにかして組み合わ
せてやろうと思っていたんだが、カラメルソースと野菜の相性がいまいちで…」
「もしかして…プリンっぽくしてた?」


(……甘ったるいサンドイッチは嫌だなァ…)


B,ハロルドの場合

「え、何?アタシが造るの?」
急に言われても無理、とでも言うような態度でハロルドが答えた。
「別に良いけど…アンタ達の嫌いな薬漬けになると思うよ?」


(Σ だめだ!?全員クスリ漬けになっちまう!!)


C,リアラの場合

「ふっふっふ…エルレインに対抗するにはそれ相当の力、体力…総合的な能力を高め
な…」


(Σ 命が危ない!てかドーピングか!?)



D,カイルの場合

「いってぇ、手切った!」
包丁で手を切っていたカイルを見かねてリアラが厨房に入ってきた。
「ほらカイル、私がやるからカイルは他の所を宜しく」
そういってカイルを外に放り出した。
「さて…」

(… Σ やっぱりリアラかよ!?)


E,ナナリーの場合

ナナリーはその時珍しく料理を失敗していた。
「ナナリー料理失敗してる!」
カイルの厳しい指摘に堪忍袋が切れたようだ。どうやら今日は虫の居所が悪いよう
だ。
「五月蝿いわねぇ…!黙って食え!!!」
今にも襲いかからんばかりの勢いに、言うことを聞くしか出来なかった。


(… Σ 結局全員駄目じゃねぇか!!)


ロニは病気の体なのに無理をしてエプロンをしながら、溜息をついた。
「はぁ…結局俺がやらなくちゃあ行けないんだな…。」
考えてみれば、このメンバーに普通の奴っていないじゃないか。それを実感したロニ
であった。

次の日。

「ほら、やっぱり熱上がってるよ!」
「それはそうだろう。昨日無理して料理を作ってたからな。少しは他の奴に任せたら
どうなんだ?」
ジューダスの心遣いは嬉しかったが、その優しさには答えれない、そう実感したロニ
であった。
その日も、厨房には無理をして料理を作るロニの姿があったという…。


後書き


リアラとハロルド…というかD2キャラが好きな方には見せれないかもねw(笑えない
いや、黒聖女とアイテム係のロニが好きな方は別ですよ?
自分的には「ロニ以外に料理できるキャラはいない!」という思考の下、創られたも
のですから。
つーかロニって風邪引くのかなァ…。なんかひかなそう(偏見)。つむじ風だし(関
係無)
ついでにジュダ優しいなァ…。…って優しすぎか!?(何)
であであ

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