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アルタミラ野外劇場


読む前にちょこっと前書きデス。

この作品は少々無理なところが多いデス。

しかもゼロスとクラトスが一緒に居るので「いつの話や!」と突っ込みたい人も多いと思いますがその辺は勘弁してください。

読んでて嫌だなぁ~・・・と思う人は途中で読むのを止めてもらってもかまいませんので少しでも読んでくださると嬉しいです。



アルタミラ野外劇場



「野外演劇?」

ロイドが聞いた。

「はい。実は言いにくいのですが・・・・演劇の上演時間が有り余っていてしまい・・・・リーガル様達に協力してほしいのです」

「む・・・・まぁ・・社のためだ・・・皆、協力してほしい・・・。」

リーガルが皆の方を向き頭を下げた。

「まぁ。俺はいいけど?」

「演劇ですか~・・・おもしろそうですね。」



そうして皆はアルタミラの野外演劇をやることになった。



「では、ロイド様にはジュ〇エット役を・・・コレット様はロ〇オ役を・・・・」

「まてぃ!俺は女役でコレットが男役かよ!!普通逆だろ!逆!!」

ロイドが叫んだ。

「そ、そうですか・・・・(汗)それでは・・・皆様にはロ〇オとジュ〇エットではなく、シン〇レラを・・・・」

「役がダメなら脚本を変えるのか・・・・(汗)」

「それでは役はこの口引きを引いて決めてください。」



シン〇レラ・・・・・・・・・・・・・ロイド・アービィング

王子様・・・・・・・・・・・・・・コレット・ブルーネル

母・・・・・・・・・・・・・・・・・・リフィル・セイジ

姉・・・・・・・・・・・・・・・・・・プレセア・コンバティール

魔法使い・・・・・・・・・・・・・クラトス・アウリオン

王子父・・・・・・・・・・・・・・・リーガル・ブライアン

ドレスの少女A・・・・・・・・・ジーニアス・セイジ

ドレスの少女B・・・・・・・・・藤林 しいな

かぼちゃ(その他)・・・・・・ゼロス・ワイルダー



「・・・・・・・・・・・・俺女役じゃねーか!!しかも主人公!!」

「ボクだって女の子役じゃないか!!」

「俺様かぼちゃ!??何をやるんだいったい!!」

「・・・・・・・・」

「では、今夜が本番なので頑張ってください」

「今夜!??」

ロイド達が激しく突っ込んだ。



しかしロイド達がいくら嫌がろうと夜は来てしまった。



「・・シン〇レラ、ドレスはきちんとできましたの?」

母役のリフィルがシン〇レラ役のロイドに言った。

「・・・・え・・・ええ・・・母上・・・・」

「馬鹿!ここは普通お母様でしょう(小声)」

「あ・・・・そうだっけ?わりぃ・・・(小声)」

「さすがです・・・・・シン〇レラさん・・・・凄いです」

姉役のプレセアがドレスを見て言った。

「そ、そうか?」

「ロイド、プレセア、やるならキチンとなりきりなさい。」(小声

「・・・・・・う~・・・ああ!やってられねぇ!!俺は俺のやり方でこの演劇をやってみせる!!」

ロイドが小声っぽい声で叫んだ。

「・・・シ・・・・シン〇レラ?」

リフィルが恐る恐る聞く。

「ワタシ、シン〇レラチガイマ~ス・・・・ワタシハマイケルデ~ス」

ロイドは片言に言った。

「ちょっと!マイケルって誰よ!!あなたはシン〇レラでしょう」

リフィルは焦ったようにロイドに言った。

「シン〇レラトハ、ダレデスカ~?」

ロイドはまだマイケル役を続ける。

「お母様・・・そろそろ舞踏会の時間ですよ。」

プレセアがリフィルに言った。

「あ、あら・・・・そうね・・・それではシン〇レラお留守番をちゃんとしておくのよ」

「ワタシ、シン〇レ・・」

ロイドのセリフ中にプレセアは「行ってきます」と言いリフィルと行ってしまった。



「王子、今日はお前のための舞踏会だしっかりといい相手を見つけに行ってくるのだぞ。」

王子父役のリーガルが王子役のコレットに言った。

「はい、お父様」

コレットは嬉しそうに言う。



「その頃シン〇レラは・・・」(司会者



「ワタシハ、コレカラドウシマショウ・・・・・ドレスヲツクルタメノザイリョウハアリマセンシコマッタコマッタ・・・」

ロイドは相変わらずマイケル役を続けていた。

「・・・・・・シン〇レラ・・・舞踏会に行きたいのか?」

魔法使い役のクラトスがロイドの前へ現れた。

「アナタハダレデスカ~?・・・・ワタシハシン〇レラデハナイデ~ス。ワタシハマイケルデ~ス」

「・・・・・私は魔法使いだ・・・。マイケル・・・お前の願いを一つ叶えてやろう」

クラトスは呆れ顔でロイドを見ながら言った。おおかた何を言っても無駄だと思ったのだろう

「ネガイデスカ~?ニクヲイッパイタベタイデ~ス。」

「・・・・他には」

「ホカデスカ~?トマトヲコノヨカラケシテホシイデ~ス」

「・・・・・・・他には」

「ホカデスカ~?ケンジュツヲモットミガキタイデ~ス」

「・・・・・・・・・・・他には」

「ホカデスカ~?ガルドガタクサンホシイデ~ス」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・もういい!今すぐ舞踏会へ行け!!ドレスは私が用意してやる!!そしてカボチャの馬車に乗って行け!!」

そう言うとクラトスはカボチャの格好をしたゼロスを引きずり出した。

「は~い・・・・カボチャで~す」(棒読み

「カボチャが喋るな」

「でひゃひゃひゃ」

「さあ マイケル、このカボチャに乗って城に行け」

ロイドはかぼちゃ役のゼロスの背中に乗り舞踏会に向かった。





「王子様、ボクと踊ってください」

ドレスの少女A役のジーニアスがコレットに言った。

「えと・・・・・ごめんなさい」

「王子様、あたしと踊っておくれ」

ドレスの少女B役のしいながコレットに言う。

「えと・・・・・ごめんなさい・・・シン〇レラさん以外の人とは踊ってはダメだそうなのです。」

「コレット・・・それは言っちゃダメだと思うよ」(小声

「え?そうかな?」(小声

「普通はそういうものだと思うよ」(小声

「王子少しこっちに来るのだ」

リーガルが言った。

「え・・・と・・・はい、解りましたお父様」



「王子、あそこに居る女性などどうだ?」

リーガルは舞踏会に来たのだが肉ばかり食べているロイドを指差してコレットに言った。

「まぁ、素敵なお嬢様ですね。」

コレットはそう言うとロイドの方に近づいた。

「お嬢さん、私と一緒に踊ってくれませんか?」

「・・・オドリデスカ~?ワタシハオドリヨリニクヲモットタベタイデ~ス。」

コレットはロイドにそう言われるとリーガルの方へ戻り

「断られました~」

と言った。

「・・・・・では、せめて会話だけでもしてきなさい」

「は~い」

コレットはそう答えるとまたロイドの方へ戻った。

「あの~、お嬢さんお名前は?」

「マイケルデ~ス」

(あれ?主人公ってシン〇レラじゃなかったっけ?)



コレットが不審に思っていると12時の鐘がなった。



「あ・・・そろそろ帰らね~と・・・」

ロイドは一瞬 素を出しコレットに安っぽい革靴を渡し城を出た。

「あ!待って!??」



「そしてあれから一ヵ月がたちました」(司会者



「シン〇レラ!掃除はできましたの?」

「ワタシシン〇レラチガ・・・」

「マイケルさん、洗濯は終わりましたか?」

プレセアはもう諦めたのだろうかロイドの事をマイケルと呼んでいる。

「マダデ~ス」

「では、早くやっておいて下さい。」



すると「コンコン」とドア(パネル)を叩く音がした。



「はい?どちらさまですか?」

リフィルが出た。

「私達はマイケルという少女を探しているのですがこの家にマイケルという名の方はおられませんか?」

カボチャ役だったはずのゼロスが出てきてリフィルに言った。

「・・・この家にマイケルという人などいません。お引き取りください。」

「お母様・・・マイケルというのはシン〇レラのことではないでしょうか?」

プレセアがリフィルに言う。

「知らないわよ。」

「それでは、そのシン〇レラという人に会わせてはもらえないでしょうか?」

コレットがリフィルに言った。

「マイケルさん・・・・お客さんです。」

リフィルが断る前にプレセアがロイドを呼んでしまった。

「ハイ、ナンデスカ~?」

「あ!あの時の人です。マイケルさん、この革靴を落としになられてはいませんか?」

コレットはロイドに渡された革靴を出した。

「ア~、ソレハワタシノダイジナカワグツデ~ス。カエシテクダサ~イ」

そう言うとロイドはコレットから革靴を受け取った。

「・・・・マイケル、今こそお前の本当の願いを言え。」

「オ~、アナタハアノトキノマホウツカイデハナイデスカ~」

「・・・・・・・・・」

「ホントウノネガイデスカ~?ワタシノホントウノネガイハ・・・・・・・・・・・・」

全員が喉をゴクリとさせる。

「ヤキニクヲヒトリデハライッパイタベタイデ~ス」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

沈黙になった。

「もうお前には何もやらん!!さっさと王子と結婚して幸せになれ!!そして終わらせろ!!」

クラトスがとうとうきれた。



「そして王子とマイケルは魔法使いに無理やり結婚式を挙げさせられ幸せになりました。めでたし めでたし」(司会者



幕が閉じた。



「ふ~、終わった終わったー!」

「楽しかったね~」

「・・・・・・・・・・・」

「ゼロスかぼちゃ似合ってたよ~」(笑い

「ガキンチョこそ女装、似合ってたぜ~」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

ゼロスとジーニアスが睨み合った。



次の日



「いや~、皆様昨日は本当にすいませんでした。」

野外劇場の団長が頭を下げた。

「・・・・あんな変な劇をやったのだぞ?謝るのはこちらの方だ。」

クラトスが頭を下げている団長に言った。

「いえいえ、それが大好評だったんですよ。」

「!?」

団長の言葉に皆は顔を見合わせた。

「嘘だろう。あんなマイケルとか肉とかもうすでにぶち壊しじゃなかったじゃないか!」

しいなが言う。

「いえいえ、大好評なのは本当ですよ。また機会があればお願します。」

団長の言葉に皆は(もう、こんな事二度としたくない・・・)と思った。



End





あとがき 

はっきり言って駄文です…

読んで下さってどうもありがとうございます。お初の投稿なので自信はありませんがよければ感想などもらえるとうれしいですww

それにしてもロイド結構崩壊ですね;;ロイド好きのかたすいませんm(_ _)m

はっきりいってリーガルのしゃべりかたとか自信ありません;;

コメント

マイケルのところで微爆笑しましたw

マイケル・・・
笑いすぎて死にそうです。

ロイドがシンデレラの服で肉を食べてるのを
想像したら、面白い!

めちゃくちゃおもしろかったです~ww
これからもがんばってください♪

めちゃくちゃ面白かったですwwwwww

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